流行を広めた名機

iPhone5sはCPUに改良が重ねられているだけでなく、指紋認証センサーであるTouch IDが搭載されたことが話題となりました。さらに、日本においては大手携帯キャリア3社による取り扱いが始まり、ますますその人気に拍車がかかることとなったのです。

2013年の9月10日、Apple本社においてiPhone5sが発表されました。同時に発表されたiPhone5cは廉価版として発表されましたが、他のスマートフォンと比べても割高だったため普及するに至らず、CEOから「低価格の電話を売るつもりはない」というコメントが出る異例の事態となったのです。AppleA7というCPUは、スマートフォン初の64bit CPUのためiPhone5と比べて最大2倍の処理速度となっています。これ以外にもApple M7というCPUを搭載しており、モーション処理を切り離して行えるようになったことから、バッテリーの消費も改善されました。さらにTouch IDが搭載されたことによって、よりスムーズな操作が可能となったのです。

iPhone5sの存在は、日本でのiPhoneシェアをますます押し上げることとなりました。この時期から「スマートフォン＝iPhone」というイメージは確実なものとなっていったのです。 現在はiPhoneが国内シェアトップに上るほどとなり、故障や破損時に依頼できるiPhone修理ショップも増えてきました。私の住んでいる港北市内のiPhone修理ショップでは、バッテリー交換や画面修理などを受け付けており、対面式で修理を行ってくれます。 このように、iPhoneを買った後もサポートが充実していることも、iPhoneが人気の理由の一つでしょう。
そして携帯キャリアが競い合うことによって価格競争が始まり、手の届く値段設定になっていきました。